古いビデオカメラは持っていたのですが、重すぎるので新しいビデオカメラ「HDR-CX680レビュー」を購入しました。
子供の成長や運動会などの記録、そしてYoutubeの撮影などに使う予定での購入です。
種類が色々あって迷いましたが、手振れ補正やレンズの明るさ、そして十分なズームなどが決め手になりました。
それでは実際に使ってみましたので、その使用感やデメリットなどをレビューしていきます。
HDR-CX680の内容物と外観
まず本体とバッテリー(最長撮影時間は約2時間45分)です↑。
そしてテレビなどと繋ぐHMDIのケーブル(約1m)、充電用のアダプタとケーブル(約1m)、取扱説明書、保証書が入っていました↑。
パソコンに動画を保存するために必要なCDやドライバなどは入っていません。PlayMemories HomeをダウンロードしてPCにインストールすることになります。
本体左側の液晶部分を開くと本体が起動します。
開いてみたところです↑。
そうするとカメラのカバーが自動で開きます↑。手動で開くビデオカメラもありますが、自動の方が楽でいいですね。
液晶部分は上にも下にも回転でき、上側には180度、下側には90度まで動きます↑。180度回せば自撮りの時に自分で液晶を確認できますね。
下側にも90度回転してくれるので、運動会や発表会の撮影で、前に背が高い人がいる時にも液晶を確認しながら撮影できます↑。
本体右側にベルトがあるので、他のビデオカメラ同様右手で持つタイプですね↑。
持ってみて違和感はありません。グリップベルトがしっかりしているので、安定感があります↑。
本体手前側にバッテリーを装着しています。録画のスタート/ストップボタンも親指で押せる位置にありますね↑。
上部には写真を撮影するPHOTOボタンと、ズームレバー、そしてシューがあります↑。
PHOTOボタンで写真を撮ることができますが、iPhone7Plusの画質と同程度らしいです。確かに通常の利用では困らない位きれいに取れます。
シューを開くとマイクロホンなどの専用アクセサリーを付けることができるようになっています↑。
HDR-CX680の接続端子やボタンなどを解説
PHOTOボタン・ズームレバー・シュー・録画ボタンはすでに解説しましたので、それ以外の部分を紹介していきますね。
本体右側のベルト部分にUSBが収納されています↑。これをPCなどの外部危機に接続して、データのやり取りなどができます。
また充電するときには付属のケーブルに、このUSBを挿し込みます↑。本体の充電ランプが光っているのが分かりますかね↑。
本体右側にMULTI-microUSB端子があります↑。USB接続できないレコーダーなどと接続するときに使うみたいですが、一度も使ったことがありません。。。
そういう機器を持っている人には必要な端子なんでしょうね。
本体手前側には「DC IN端子」があります↑。取扱説明書には「DC IN端子」としか書かれておらず、何に使うのか不明です。
おそらくはここから本体の電源がとれるものと思われます。以前のSONYのビデオカメラはこの端子から電源を取っていましたので。テレビでビデオの再生をするときなど、この端子から電源を取れば長時間再生可能なんでしょう。
USBからの充電とどう違うのかはどこにも書かれていないので良く分かりません。
液晶のカバーを開けると、複数の端子やボタンがあります。上の赤枠部分には、電源ボタンとプレビューボタン、そしてマイボイスキャンセリングボタンがあります。
マイボイスキャンセリングは録画している人の声を抑える機能です。静かなところで撮影すると、鼻息が入ったりしますからね。このボタンは意外と使います。
もちろん被写体の声は抑えられる事はありません。
こちらの赤枠内の2つの端子はマイクとヘッドホン用の端子です↑。
ここの赤枠にはテレビなどに繋ぐためのHMDIケーブル用の端子とSDカードスロットがあります↑。HDMIケーブルは付属品として入っています。
マイクロSD/SDHC/SDXCのメモリーカードが使えますが、録画する画質によってClass4以上やClass10以上などの推奨がされています。
詳しくはソニーHDR-CX680のスペックをご確認ください。
ちなみに内蔵メモリーは64GBありますのでそれだけでも結構録画できますね。最高画質のXAVC H/SDで撮影した場合で約2時間25分、最低画質のAVCHD LPモードで撮影した場合で約15時間50分の録画が可能です。
HDR-CX680を実際に使ってみた使用感など
空間光学手振れ補正が凄い
HDR-CX680の箱に載っていた説明ですが、レンズ部分が動いてブレを補正してくれます↑。「走りながらの撮影でもブレを補正」と書かれているように、かなりの動きにも柔軟に対応してくれますね。
外側のカメラ部分が動いても、中のレンズ部分が動かないように補正してくれています。
本体を左右上下に動かしても中のレンズ部分は前の位置から動かないんですよね。カメラをゆすってみると面白いです。
レンズが動かない様子が良く分かると思いますよ。
実際に遊びに行ったときや運動会などで撮影をしてみると、手振れ補正にかなり助けられます。
逆にYoutube動画などで、画面をゆすったりしたい時には手振れ補正を切ることもできるので便利ですね。
ファストインテリジェントAFとロックオンAFの機能が助かる
ピントを合わせたい部分の液晶をタッチすると自動でピントを合わせてくれるのですが、移動しながらでもピントを合わせてくれます。
どういうことかというと、運動会などで子供にピントを合わせますよね。その子供は動いていくわけですが、ビデオカメラで追いかけているとずっと自分の子供にピントを合わせてくれるんですね。
カメラの向きを変えても追いかけて合わせてくれるのはありがたいです。
光学ズームが凄い
HDR-CX680には光学30倍ズームに加えて、60倍の「全画素超解像ズーム」が搭載されています。
これがどのレベルかというと、必要ないレベル笑。
以前使っていたビデオカメラだと、運動会や発表会で遠くにいる子供が最大ズームでも小さくて見えにくい状態でした。しかもアップすると手振れがひどくて、後で見返すとしんどいレベル。
でもHDR-CX680だと光学30倍なので、遠くにいる子供もドアップで写すことができます。しかも手振れ補正がしっかりしているので、アップをしてもそれほどぶれません。
頑張って撮影したのに、後で家族に馬鹿にされるなんてことも減りますよ。
5.1chサラウンドマイクの精度が高い
レンズの下の部分にある赤枠の部分がマイクです↑。
ノイズがあまり入らず、かなりクリアできれいな音が取れます。初めに別売りのアクセサリーでマイクを買おうか迷いましたが、僕の使用レベルでは本体のマイクで十分でした。
音質にかなりのこだわりがない限り、本体のマイクで十分かと思います。
F1.8-4.0で最大広角26.8のレンズがありがたい
光の量を表すF値ですが、1.8まであるのでかなり明るく撮影することができます。
Exmor R CMOSセンサーも付いているので、暗がりでもノイズを抑えてくっきりと写すことが可能です。
また動画でも静止画でも最大広角26.8mmなので広い範囲を撮影することができますよ。
Youtube動画の撮影で、広角で写したい時や明るく撮影したい時などに特に助かっています。
重さも特に問題なし
バッテリー込みの本体の重さは347gでした。
これは350mLの缶ジュース程度の重さです。超軽量のビデオカメラと比較すると重さはありますが、誤差レベルです。
重さが一番気になるのは撮影時だと思いますが、自分の腕って数キロありますからね。そこから比べると誤差レベルだと思います。
以前は600gほどのビデオカメラを使っていましたが、それは正直重いと感じていました。
重さが気になる方は350mLの缶ジュースを持ってみるといいですね。
Wi-Fiの機能が便利
Wi-Fiを利用することで、スマホからビデオカメラのシャッターを押したり、スマホPCなどに撮影した動画を送ったりすることができます。
スマホやタブレットには「MP4やJPEG」、PCには「AVCHD、MP4、JPEG」の録画形式のものを送ることができます。
形式の制限はありますが、ケーブルなどでつながずデータを送れるのは楽ですよ。
HDR-CX680の気になる点・デメリット
バッテリー容量は少ないので別売りのバッテリーがあったほうが良い
HDR-CX680に付属のバッテリーの最長撮影時間は約2時間45分です。最長なので、実際にはもっと少なくなります。
運動会で1日撮影するには無理がありますね。
という事で別売りのバッテリーを用意しておくほうが良いと思います。
容量の多いバッテリーと本体と合わせて売られているようなものもありますので、そういうタイプを購入するのもありですね。
純正だと「NP-FV70A」「NP-FV50A」「NP-FV100A」などのバッテリーがHDR-CX680に対応しています。
NP-FV70Aは1900mAhの容量があり、付属のバッテリー(NP-FV50)の950mAhの2倍ですね。撮影可能時間も2倍という事になります。
充電しながらの録画はできない
充電しながら録画することができると、モバイルバッテリーをUSB経由で本体に繋いで録画ができるので、わざわざHDR-CX680用のバッテリーを買わなくても良くなります。
ですが、上記の画像に「USB給電中は再生操作のみ可能です」と表示されているように、充電しながらの撮影はできません。
これができると良かったんですけどね。
本体設置のUSBが微妙
本体のグリップベルトにはめ込まれているUSBですが、これが結構微妙。
短すぎてPCに繋ぐにも、充電するにも延長ケーブルが必要になります。(延長ケーブルは付属品として入っています。)
それであればこんなUSBは必要なく、本体の端子として用意されている方が良かったかなと思います。
ひっかけて痛めてしまいそうな感じがあるのも嫌な点なのかもしれません。
HDR-CX680のレビューまとめ
HDR-CX680は価格も安めの部類に入りますし、かなり広範囲の利用に耐えられるのではないかと思います。
実際僕は運動会や子供との外出、そしてYoutube動画の撮影に使っていますが、機能的に困ったことはありません。
むしろ手振れ補正やインテリジェンスAF、明るさや光学ズームなどに助けられています。
普通の使い方で困ることはないと思うので、オールマイティで便利なビデオカメラを探している人におすすめだと思いますよ。
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